2011.09.10 (Sat)

雲南省西双版納旅行記 その2

9月4日いよいよ待望の茶山に入る日です。この日はミャンマーとの国境に布朗(ブーラン)山へ行く予定です。布朗山と言えば布朗族と思ってしまいがちですが、現在はかなりの数の哈尼(ハニ)族が住んでいます。勐海から布朗山へ行くには、勐混という町を通過します。ちょうど日曜ということもあり、この日は付近の少数民族が集まって日曜市が開かれていたのですが、我々が通過した頃にはお開きという感じでした。
アスファルトの道はこの勐混で終わり、ここから先は赤土と岩だけのオフロードです。田のあぜ道を通るのですが、すでに凸凹のお祭り情態です。車以上に、体がもたないのでは、、と思うような悪路の連続。いよいよ山へ入っていくと、凸凹に加え、ぬかるみに傾斜という要素も加わってきます。途中、泥沼のような窪地とそれに続く上り坂に対応できない車も出てくる始末。仕方がないので、付近の村人に援助の車を出して迎えに来てもらい、ようやく目的地へと到着です。
はじめに訪れたのは、海抜1500-1800mの高地にある賀開村の古茶樹園。
賀開村
道の両脇は茶樹です。
牛
茶樹の下には牛が!! 自由に草を食み歩き回っています。

昨日、餅茶を作った原材料が採れた地です。茶園には様々な種類とサイズの茶樹が統一感もなくあちこちに植えられています。中には西保4号と呼ばれる巨大な茶樹もありました。少し奥へ入ると、紫の芽をつけた茶樹まであります。葉の形を比べても大葉種から、中型、小型、円っぽいものから細長いものまで、色も形も実に様々な種類があることが分かります。単一な品種でないのは、実生繁殖で植えられていると察せられます。鶏や豚が茶樹の下を元気よく走り回り、まさに有機生態茶園という様相です。
その後更に1時間ほど悪路を進むと、普洱茶の世界では名高い産地の一つ、老班章村へ到達しました。老班章村は哈尼(ハニ)族の小村です。まずは村長さんにご挨拶。早速、当地の料理をご馳走になりました。鶏肉、豚肉はきっと茶園を元気に走り回っていたものでしょう。歯ごたえもあり味も香りも日本とは違います。また、バナナの葉を敷き詰めたテーブルには、野生の芹が生のまま副えられており、最初は飾りかと思いましたが、何とサラダ代わりに食べるとの事。これも忘れらぬ山の幸でした。
老班章食事
美味しかった山の幸!!!ペットボトルは水ではありません。
手作りの白酒でした。60度くらいあり、私は完全にアウトです(汗)。

お昼のあとは、いよいよ山に入り茶園を見せてもらう時間です。村長の親族に案内され入った茶園には樹齢数百年と思しき茶樹や、その傍の空き地には、今年芽生えた小さな茶の木もあり、人間の家族の如く、老いも若きも渾然一体となって栽培されています。老樹の枝はくねくねと唸るように伸び、丁度人の背丈ほどのところが、鳥の巣でもかけられそうな平らな部分が出来ています。聞くとそこに人がよじ登り、足場として茶を摘むそうです。
実演して見せてもらうと、なるほど、平らな部分までは竹などの木材で梯子代わりの足場が掛けてあり、そこをすいすいよじ登り、茶の木の平らな部分に体を定めると、四方に張り出した枝の先端から次々芽を摘むことができます。
老班章
老班章梯子
太い茶樹の幹や枝には、地衣類や羊歯、蘭など様々な植物が着生し、その周りには不思議な形状の昆虫、それを捕食する動物と、自然のサイクルがまざまざと見て取れる、野生味豊かな環境です。さすが、お茶の聖地とまで呼ばれる理由の一つは、この自然環境にもあるのだなと思えます。
下山の道すがら、案内の女性が見事な草笛を披露してくれたことも旅の思い出となりました。
草笛
とても美しい音色に、疲れも忘れます。

テルミン
こちらは、特別篇。こんな山奥までテルミンを持参しました。
ミニライブの後、村長さんにも演奏してもらいました。(笑)

<つづく>
14:06  |  その他  |  TB(0)  |  EDIT  |  Top↑

Trackback

この記事のトラックバックURL

→http://chaxinkyo.blog45.fc2.com/tb.php/99-5ec6c864
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

この記事へのトラックバック

▲PageTop

 | HOME |