2014.01.17 (Fri)

2014年最初の茶旅は台湾南部 満州郷港口茶を訪ねて その2

港口茶は一般的な台湾茶と比べかなり変わっています。まず見た目。
港口茶新
形こそ見慣れた揉捻が施された半球型ですが、色が変です。まるで人参烏龍茶のような灰緑色。まずこの色に驚きます。
上の茶葉は最近普及している形ですが、以前は下の写真のような形状だったそうです。
港口茶旧

栽培方法は、実生を主とした有性繁殖で、茶畑の隙間ができたところへ、直接蒔種し、自然発芽をさせそのまま育てるという昔ながらの方法がとられています。
DSC_0714.jpg

こんな具合に、地面から小さな芽があちこちに出ていました。踏まれない様、枝で保護されています。
因みに茶樹は、武夷からもたらされた雪梨という品種が主で、最近では金萱種でも作られているとのことです。(これからが交雑したものも多くあるのではと思います)
実際茶畑を注意深く見ると、それぞれの茶樹の葉の形が違います。紅心の横に青心があったり、葉の切れ込み、形状など様々な変化が見られます。品種が単一でないのは明らかです。

さらに、ユニークなのが製茶方法。港口茶は手摘みで収穫された生茶葉を、釜に放り込み、釜の中で揉捻しつつ、弱火で表面が灰白色になるまで炒り続けます。古い作り方では殺青、揉捻、乾燥までを1つの釜で仕上げます。揉捻がしっかりしたものは、殺青後、一旦揉捻機でしっかり揉捻後、再度乾燥の工程をとります。

肝心の味はというと、、、
お茶好きな日本人にも十分受け入れられる質があると思います。釜炒りの香ばしさのなかに、しっかりした味わいがにじみ出てくる。こんなお茶ならもっと普及しても良さげなのですが、作付面積が小さいため、産量が少なく、あまり流通向きでないとのこと。
墾丁に来たお土産程度にしか流通していないので、北部の台湾人には知らない人もいるらしいです。
なんだか少しもったいない気もします。

日本でもあまり一般的でない、知られざる台湾茶の一つと言ってもいいのではないでしょうか?

今回は4種類の港口茶を入手してきました。
1、金萱種(揉捻強:最近一番売れているものらしいです)
2、武夷種(揉捻強)
3、武夷種(伝統仕立て)
4、武夷種(老茶)
これらを一度に飲み比べしてみようと思います。

1月26日(日)14時~ 茶心居にて。
参加費はお一人様 1500円(お茶とお菓子つき)
です。もしご都合よろしければ、是非ともご参加くださいませ。(事前のご予約をお願い致します)





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