2011.03.06 (Sun)

春の香り~中国春蘭

三寒四温のこの時期、心ときめく瞬間がある。それは、我が家の中国春蘭が知らせてくれる春の到来だ。
今年はまず、寰球荷鼎の愛らしくも豪華な花から始まった。
蓮の花びらに似たふくよかな花弁と、その草姿の美しさから、この世の最も美しい荷弁蘭という名を持つ、王者の風格漂う蘭だ。
寰球荷鼎
寰球荷鼎(かんきゅうかてい)

それに続いて、皇女とでも呼びたくなる、すらっとした気品と透明感漂う銘花、汪字が咲き出した。四大春蘭の一つだ。
汪字
汪字(おうじ)

中国茶の中には「蘭香」という例えがよく出てくるが、その場合の蘭とはこれら春蘭の香りを指すのだろう。
やや青臭さの中にも、すっとした気品があり、それを周りから甘い香りがやわらかに包み込む。何かが始まる新鮮さに満ちた香りに、心も解きほぐれ幸せな気分にしてくれるのだ。

安渓鉄観音は甘ったるすぎて、むしろこれらの蘭香とはいささか違ってくるような気がする。
台湾南投の高所に産する四季春など、まさに春蘭の香りと呼ぶにふさわしい。

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2010.09.04 (Sat)

甘い香りといえば、、~ 桂花(モクセイ)

桂花烏龍茶、言わずと知れたキンモクセイの香りを付けた人気の花茶です。中国には「八月の桂花」という有名な曲がありますが、おや?八月に咲くキンモクセイなってあるのか?と思っていました。そしたら、四季咲きのモクセイがあるんですね!「桂花」という名で中国や台湾では盛んに植えられています。
日本では10月に一斉に咲き、町中に甘い香りを漂わせるキンモクセイが有名ですが、オレンジ色の花以外に白っぽい花を付けるギンモクセイという種もあります。これらの親戚的存在なのが、この四季咲きモクセイで、香りもあの甘~いものです。伸びた新芽の先にポツポツと咲くため、強烈な印象は無いものの、春でも夏でもあの甘い香りが楽しめるのは、良いですね~
桂花
19:06  |  香り事典  |  TB(0)  |  EDIT  |  Top↑

2010.08.27 (Fri)

蠱惑的な香り~ 夜来香

名前だけが有名、でも実態があまり知られていない花のひとつがこの「夜来香」(イェライシャン)ではないでしょうか?日本では夜香木というナス科の植物が夜来香と呼ばれていたりしますが、このガガイモ科の蔓性植物こそが本来のイェライシャンです。古代の中国では、その官能的な香りのため兵士の士気が下がるとまで言われたとか。確かにあえて言うなら妖艶な美女の香りとでも申しましょうか、メロメロになってしまうような強烈な個性をもった香りです。単に甘ったるいだけでなく、ツンと澄ましたスパイシーな刺激もあり、異国の香水そのもといった感じです。
これまで、台湾やベトナム、タイなどでこの花を使ったスープなどの料理も見てきました。
ちなみに、夜だけでなく昼間もしっかり香を放っています。(夜の方が強烈ですが)
毎年冬越しに苦労させられています。
夜来香
12:39  |  香り事典  |  TB(0)  |  EDIT  |  Top↑

2010.08.20 (Fri)

気品の香り~ 鉄骨素心

連日猛暑の8月ですが、ちょっといいことも。それは、香りの花々が次々と咲いてくれること。
東洋蘭の一種、「鉄骨素心」が今年も涼しげに咲いてくれました。
中国原産の蘭ということですが、夏咲き種はあまり多くないので、この時期とても楽しみです。
香りは、爽やかで、ほんのり甘い。よくウーロン茶などで「蘭の香りがする」と例えられますが、これなど正にお茶のようなフレッシュで若さに満ちた香りだと思えます。当店で扱っている、高山四季春茶と良く似た香りですよ。
ちなみに、素心というのは赤や茶などの色素が入らない花を意味し、うす緑の清清しい印象を与えてくれるものです。春蘭や寒蘭などで時折見かけます。
鉄骨素心
14:51  |  香り事典  |  TB(0)  |  EDIT  |  Top↑

2010.08.19 (Thu)

トロピカルな香り~ プルメリア

夏を代表する花プルメリアが庭で咲き出しました。熱帯地方ではとてもポピュラーな花のひとつです。別名テンプルジャスミンとも呼ばれ、東南アジアのお寺でも良く栽培されています。甘みと控えめなスパイシーさが織り成す絶妙な香りは、ひとたび嗅げばトロピカルな気分に誘ってくれます。
キョウチクトウ科の植物で、傷をつけると白い乳液状の樹液があふれてきます。有毒なので気をつけねばなりませんが、、。
プルメリア
15:22  |  香り事典  |  TB(0)  |  EDIT  |  Top↑
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