2013.05.04 (Sat)

老茶?いえいえ、真打登場

昨日はお客様の御所望で、2年ほど経過した鳳凰単叢の一種、大葉烏龍を出させていただきました。
入荷当初は、やや青みのあるあっさりした烏龍茶だったのですが、2年の熟成期間を経て、素晴らしい香りを放つようになっておりました。
不思議なもので、香りは強くなり、刺激的な苦味が薄らぐというのが、この熟成の良いところかも知れません。

一般的にお茶は新鮮なものほど良いというイメージは、日本では主流かもしれませんが、中国などでは「老茶」と呼ばれる時を経て、熟成が進んだお茶が好まれる向きもあります。
古いほど良いと言われるプアール茶など有名ですが、紅茶や烏龍茶なども時を経た芳醇さを堪能できるお茶です。
しかし、これほど化けるとは思っておりませんでした。

「大葉烏龍」
あまりの美味しさに、在庫すべてお買い上げとなってしまいました。
また入荷できましたら、こちらでご案内させていただきます。
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2011.10.04 (Tue)

普洱茶こぼれ話 <1>

茶葉ではない話
○○茶と言えば、多くの人が茶(いわゆるCamellia sinensis)の葉を乾燥させたものを湯に投じ作った飲料を思い浮かべるだろうが、中国の場合、茶の木以外のもので作られた飲料まで、○○茶と呼ぶ場合が多い。もちろん、日本にも麦茶など、茶以外の「お茶」もある。目をアジアに向ければ、骨肉茶(バクテー)なるものまであり、これなど肉の煮込み料理なので、お茶という「飲料」からも外れてしまうだろう。「茶」という概念は地域によっても差はあるだろうが、何かを煮てできた液体状の食品を指すのであろうか。

さて、目を普洱茶に戻し、茶葉でないものを探すと、これまた面白いものがある。
一つは茶の花のみを集めて作る、茶花茶。茶には小さな白い(時にピンクなどもあるが)香りのよい花が咲くが、こんなものを利用した茶があるのも、面白い。最近ではこれを餅茶に加工したものまで出回っている。
そして、あまり出回ってはいないものの、こんなものまで、、というのに「茶仔茶」(茶花茶も含め、ネーミングは様々なバリエーションがある)というものがあり、これは茶の実を乾燥させたもの。小さな青い状態の実ばかり集めて作ったり、やや大きくなったものもある。
どちらも、茶の木から採れた副産物。そもそも茶の一部なので味もやはり茶らしいものがある。茶花茶は香りも甘く感じられるので面白い。最近あまり見かけないが、一時工芸茶の中に茶花を入れたものもあった。おそらく、茎や根でさえも乾燥させて、煎ずればお茶のようなものが作れるのであろうが、はたして味はいかに??
<つづく>
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2011.10.02 (Sun)

普洱茶こぼれ話 <はじまり>

中国茶と言っても、日本でははたしてどれくらいの認知度があるのでしょうか?中国茶専門店として何年かやってきて、ここで出会った数々のお客様も、「あまり良く分からなくて、、」とおっしゃるのを聞くと、一般的な日本人の中国茶理解度は推して知るべしと感じます。そんな謎と誤解多き中国茶の中にあって、一番謎だらけなのが普洱茶ではないかと思います。
日本における普洱茶の定義も非常に曖昧模糊としたものだと察しますし、普洱茶の様々な側面がバラバラに独り歩きしているようにも見えます。これからしばらく、普洱茶について考えた事をここでご披露しつつ、まとめていければと思います。とはいえ、難しい話ではなく、日々感じた事を記す程度のことですので、お気楽にお付き合いいただければ幸いです。
16:23  |  茶を語る  |  TB(0)  |  EDIT  |  Top↑

2010.04.08 (Thu)

台湾、南投お茶の旅 その1

2010年3月末。台湾中部、南投県の鹿谷へお茶めぐりの旅に行ってきました。まず初めに訪れたのは、凍頂烏龍茶の産地として有名な鹿谷郷。台中市内から車で1時間程で到着です。当日は生憎の雨。それでも素敵なお茶と出会えました。
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鹿谷は台湾でも有数の高級茶の産地として近年発展してきました。お茶のコンテストなども積極的に行われ、高級茶で有名な農家も数多くあります。その中でも、親子三代にわたりお茶作りに携わり、コンテストでの輝かしい受賞経歴ばかりでなく、当地で最も古い茶樹を所有する、蘇世慶さんのお宅を訪問しました。
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我々が到着した日の前日、ちょうど今年最初の茶摘が行われたとのこと。今日はいずれにせよ雨だから茶摘はできないよ。と言われ残念~。
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それでも、百年以上経った老茶樹から摘んだ貴重な茶葉を見せてもらえました。
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まだ生乾きの状態です。しかし何ともいい香りが漂ってきます。せっかくだからと、この茶葉を淹れてくださいました。その味は、今まで知っている凍頂烏龍茶とは全く違う、爽やかさと素晴らしい香りに満ちたもので、石古坪烏龍に近いものでした。

何十年も保存しているという、老茶や珍しい凍頂紅茶、そしてコンテスト受賞茶の数々を(本当に沢山)飲ませていただき、感動もあいまってすっかりお腹がいっぱいになってしまいました。
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それを知ってか知らずか、「天気は悪いけど、ちょっと百年茶樹を見に行きますか?」とのご提案。それは是非とも!と茶園に案内いただきました。<続く>

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2008.11.08 (Sat)

魚池郷森林紅茶を訪ねて

10月の台湾旅行では、現地の知人J君にお願いしお茶の産地をいつくか巡ってきました。
まずは、日月潭で有名な南投県魚池郷の紅茶園、森林紅茶の葉さんご夫婦を尋ねて来ました。
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森林紅茶というだけあり、檳榔が密生した森林(ジャングル?)の下に、木漏れ日を受けながらお茶の木が育っていました。
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ここでは、アッサム種と台湾18号を中心としたお茶やバナナなど栽培されています。この地は戦前の日本統治時代より茶葉の栽培が地場産業として育ってきました。茶葉改良所も出来、様々な品種改良も行われ、その中からより台湾らしいものということで、出てきたのが台茶18号、別名を紅玉と呼ばれる品種です。
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この台茶18号は、ビルマ大葉種を母に台湾の在来種を父に掛け合わせたもので、1999年に作られたそうです。とても不思議な味わいで、一口これを含むと甘みがふわっと広がり、ミントのような香りが後から立ちのぼって来ます。飲んだ後は何とも言えないスーっとした感じが残り、他に類をみないとてもユニークな紅茶です。
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そして、これが台茶18号「紅玉」紅茶です。
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ぜひ一度ご賞味下さい



テーマ : 紅茶、日本茶、中国茶、、ハーブティー - ジャンル : グルメ

19:41  |  茶を語る  |  TB(0)  |  EDIT  |  Top↑
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